バセドウ病の疑いがある!何科を受診すればいい?
バセドウ病は、周りに同じ病気の人がいたり、甲状腺に関して人より知識が
ある人意外、なかなか気づきにくい病気だと思います。「甲状腺腫れてない?」
と人に言われても、「甲状腺ってなに?どこ?」と言う人も多いですよね。
また、なんだか最近疲れが取れないな・・・年のせい?それにしても体が重い、
イライラする・・・仕事や勉強に集中できない、ミスが多くなった・・・
など気になっていた症状が、バセドウ病に当てはまると疑いを持ったりとか。
バセドウ病だと疑いを持つと、次に気になるのは、ところで何科に行けば
いいのかと言うことです。甲状腺は身近な臓器ではないので、悩みますよね。
結論から言うと、検査などは内科でも出来ます。
私はひとまず相談するつもりで、かかりつけの内科を受診しました。(正しくは
体が辛くてそこへ行くのが精一杯でした)症状を詳しく、思いつく限り話した後、
主治医が一言。「バセドウ病の疑いがあるから、血液検査をしてみよう」
更に、甲状腺の腫れが左右で若干違うから、超音波でも診てみようと言われ、
でも腫瘍らしきものが見つからず。更に主治医と相談の上で、別の病院に紹介状を
書いてもらい、造影剤を入れてCTも撮りました。
その結果、血液検査の数字と、CTで腫瘍等が見つからなかったことで、
疑いからバセドウ病と病名が確定しました。この一連の流れで必ず検査するとは
限りませんが、血液検査と超音波はまずやる病院が多いと思います。
その上で、心臓が大きくなっていないかレントゲンを撮ったり、不整脈がないか
心電図をすることもあります。あくまで一例ですがこんな流れでした。
バセドウ病の疑いがある人は、ひとまず内科でも血液検査等はできます。
ただ、もしも自分で行ける距 離に甲状腺の専門病院があるなら、もちろん、
そこに行った方がいいですし、大きな病院がそばにあり、内分泌科があるなら、
バセドウ病の疑いがある人は、そこへ行った方が良いと思います。
バセドウ病と診断を受けたら
多くの人は、「○○病です」と告げられれば、それがどんな病気でも
初めはショックを受けると思います。でも、バセドウ病を簡単に説明するなら、
甲状腺ホルモンが出すぎちゃっているから、薬で抑えて行きましょうね。
と言う状態です。腰痛が酷いからコルセットを身に着けましょう、視力が
低下したからメガネをかけましょう、これらと同じとはいいませんが、
似ているのかなと思います。
また、バセドウ病は1度診断がでると、その先長く付き合 っていく病気です。
すぐに元気だった頃には戻りませんが、薬で甲状腺ホルモンをコントロールして
徐々に普通の体と生活を取り戻せます。
その間にも、ストレスや疲労から症状が悪くなったり、良くなったりを繰り返す
こともあります。ですから、どんな先生に診ていただくかも、大切だと思うのです。
例え権威ある先生でも、気軽にいろいろ聞けないようでは困ります。
受け止めるには時間がかかるかもしれませんが、体は誰かと取り替えることは
できないので、自分にとっての良い先生を見つけ、バセドウ病とうまく折り合いを
つけられるようになるのが、一番大切だと思います。