バセドウ病 運動制限

バセドウ病と診断を受けると、運動はしてはいけないのか？
また主治医に「運動は控えるように」と言われたりしますね。

バセドウ病は、人それぞれ病状も微妙に違いますし、どれが正解とは
言えないことが多いのですが、わたしの経験を元に、運動制限をしたほうが
いいのか、書いていきたいと思います。

まず、あなたがバセドウ病と診断されたばかりで、体もかなりしんどく
脈も速く、階段を上っただけですごい息切れが・・・と言う状態なら
運動は制限した方が良いと思います。

と言うか、わたしがバセドウ病と診断を受けた頃は、普通の生活さえも
しんどい状況だったので、「運動しよう」と言う気すら起きませんでした。

もう、せめて家事だけでもちゃんと終わらせたい、うっかり眠ってしまうと
全然起きられなくなるのを、なんとかしたい、そんなレベルでしたから。

ですから、「運動はしないでね」とは主治医に言われたことは無いですが、
とてもできる状態では無かったです。

もし趣味で運動をしていて、続けてもいいのか悩んでいるなら、もちろん
主治医に相談するのがベストですが、それを判断するポイントは、
甲状腺ホルモンの数値が薬でコントロールできているか、だと思います。

もちろん、運動してもしんどくないと言うのも前提です。甲状腺ホルモンの
数値が正常になっても、すぐに体の状態に反映されるとも、限らないので。

また、バセドウ病と診断され、 主治医から運動制限を言われた人は、
この先ずっと運動できないのか？と思う人も多いようですが、そんなことは
ほとんどありません。

甲状腺ホルモンをコントロールできて、普通の人と変わらなくなったら、
普段の生活は運動でも仕事でも、普通の人と同じようにして大丈夫だと思います。

ただ、運動した後でどっと疲労感が出たりしたら、倦怠感が治まらないようなら、
しっかり休んで体を整えた方が良いです。けして無理は禁物です。

ちなみにわたしは、現在甲状腺ホルモンの数値は正常範囲で数年きていますが、
週に２〜３回ヒップホップ、週１でバレエ、一日おきくらいに40分の
ウォーキングをしています。

かなりストレス発散になっていますし、風邪もひきにくくなりました。
体に無理が無く、ストレス発散や気分転換に運動がつながるなら、
主治医と相談しながら制限はしなくていいと思いますよ。