バセドウ病が命に関わるのはこんな時|危険を回避する治療の受け方
「バセドウ病はすぐに命に関わる病気ではない」と、聞いたことは
ありませんか?これは間違いなく患者である私も、そうだと思います。
治療 を始めて落ち着くまで個人差はありますが、
現にこうして私は、今日も元気に暮らしています。
またバセドウ病は治療、と言うよりコントロールと言う言葉がぴったり来る
病気かなとも思います。同じ薬を飲んでいても症状が消えるまでの期間は
人それぞれですが、コントロールが一度できると、後は比較的楽に過ごせます。
なにより一番辛いのは、症状が落ち着いてくるまでの期間です。
薬を開始しても1ヶ月くらいは、その効果を感じられないことも多いです。
長くかかる人もいて、命は脅かさないけど、一生付き合っていく
病気なんて言われたりもします。
でも、命の危険が全く無いわけではありません。一番怖いのは、バセドウ病と
知らなくて、何の治療も受けず放置された 場合です。
体の新陳代謝はどんどん上がっていき、心臓に大変な負担がかかります。
通常、ここまで来ると、あまりのしんどさに起きられなくなったり、明らかに
自分の体の変化を感じて、病院へ行くことが殆どです。でも稀に、年のせいとか
気合が足りないなんて、自分を奮い立たせて頑張ってしまう人もいます。
その他でも、バセドウ病と知っていて、命に関わらないからと、治療を勝手に
中断したりして、知らず知らずに甲状腺の機能が亢進している場合もあります。
本当に怖いのはここからで、この状態で風邪や怪我などをすると、甲状腺の
機能を異常に亢進させ、心臓が持たなくなって死に至ることがあるのです。
この状態を甲状腺クリーゼと言い、1度なると治療しても 致死率は高いのです。
また、メルカゾールの副作用の一つとして、無顆粒球症と言うものがあります。
体の中の白血球が減少することで、細菌などに対する抵抗力が落ちるものです。
そのまま薬を飲み続けると、恐ろしい細菌に感染し、命に関わることもあります。
甲状腺クリーゼも、無顆粒球症も、病院での診察・治療を怠らなければ
防げるものです。体の調子がおかしいと感じたら、早めに検査や診察を受ける、
バセドウ病の人は、定期的な診察や治療を受ける。
無顆粒球症は、メルカゾールの飲み初めに多い症状なので、初めて処方される
時は注意書きを必ずもらいます。大切なのは、自分の体の状態に耳を傾け
放置しないことです。それだけで命を守れることも、たくさんあるのですから。
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