バセドウ病は食欲が止まらない?!治療をすれば抑えられるの?
バセドウ病は食欲増進が症状の一つにあります。その食欲のすごさは
「食欲の秋」なんて言うほどのものじゃない時もあります。
私もバセドウ病と判明する数ヶ月前に、自分がびっくりするほど
食べていることを意識しました。
夏になると食欲が落ち体重も減って、秋になると徐々に戻り始め、
冬になると夏よりプラス3キロ位は増えるのが、それまでの私でした。
その食欲に気づいた年の冬、全然体重が増えていませんでした。
「あれ?あんなに食べているのに太ってない」と思いましたが、
そこは女性なので、素直にほくそえ んでいました^^;それにしても、
今思えばびっくりする食べっぷりだったと思います。
あるとき、お友達の家に集まることになり、私はおすし屋さんで太巻きを
買っていきました。みんなでひとしきり食べて、周りはお腹がいっぱい、
でも私はまだ満腹ではなく・・・結局太巻きを1人で2本食べました。
もちろん、そのほかのものも食べています。でもここからがバセドウ病の
すごいところです。体は座っていてもフルマラソンをしているような状態で、
新陳代謝の速度も半端ではありません。
ですから、太巻きを2本食べてもお腹がいっぱいにならないのです。
食べても食べても、エネルギーを使っていて、体が要求しているのでしょうね。
食べている先からお腹が空き、とに かく満腹感を感じることが出来ないのです。
自分の意思とは関係なく、体が要求するので、食欲が止まりません。
それを見ていたお友達は、「リアルな痩せの大食いを初めて見たよ」と
言っていました。その時は「うん、食べても食べてもお腹がすくんだ」と
さりげなく返していましたが・・・
もし身近な人がバセドウ病で、そばで見ていると驚くほどの食欲で、
次から次に食べ物を口に運んでいたとしても、それはこの病気ならではの
症状ですから大丈夫です。
すでに内服薬などの治療を開始していれば、甲状腺ホルモンの数値が落ち着けば
時期に食欲も戻ります。ただ、あまりに食欲増進の期間が長いと、新陳代謝は
戻っているのに、食べる量は変わらず・・・と言うことも あります。
これが、バセドウ病の治療を始めると太る、と言われる所以です。
お腹の満腹感より、見た目で判断をしていると言うことも、あるかもしれません。
(今までこれくらい食べていたからと言う量を、用意したり注文してしまう)
バセドウ病の治療を開始して数値が下がっている方で、体重増加が心配なら、
ご飯を少しゆっくり食べながら、自分の体で満腹感を感じてみるといいと思います。
そこでやめる、と言う判断がつけば、食べる量も次第に戻ってきますよ。