バセドウ病の疲労感は半端じゃない?!いつかなくなるの?
バセドウ病は疲労感・倦怠感が強い病気です。見た目には普通の人でも、
まるで鉛の鎧を着ているような状態の時もあるのです。
また、私は眠気も相当なものがありました。
特にバセドウ病と診断が下される前は、1日の内で半分以上は
起き上がることも出来なかったのではないかなと思います。
布団の中でじっとして、ずっとこのままだったらどうしようって、
思っていた気がします。
もちろん、手の振るえ、ずっと続く微熱などもありました。
そして、どうしようもなくなって病院へ行ったのです。ただ、バセドウ病と
言われたときは、辛さの原因がわかって、気持ちがすっとした覚えがあります。
す ぐにメルカゾールの服用が始まりましたが、1ヶ月はまったく疲労感は
消えませんでした。先生にも言った覚えがあります「薬が効いている感じが
全然しません」って。
相変わらず、ちょっと動くと息は切れたし、体が重くて横になる時間は
あまり変わらなかったです。でも1ヶ月を過ぎた頃から、本当に少しずつですが、
疲労感は軽くなっていきました。
と言っても、バセドウ病になる前の自分に、すぐに戻れるわけではありません。
数値は、メルカゾールの服用と共に徐々に下がってきますが、それに比例して
疲労感が消えるわけじゃないようです。
バセドウ病は、甲状腺が自己免疫によって攻撃され、狂ってしまう病気です。
甲状腺ホルモンはちゃんと出てるのに、どんどん 出しちゃうんです。
だから、薬で出さなくていいよとするわけです。
でもきっと、体の中は、数値で見るようにはそう簡単にはいかないのかなと
思います。ですが、私のようにもう何年もバセドウ病と付き合い、服用を
続けていると、本当に疲労感やしんどさを感じるのは、極たまにになります。
もちろん、薬の副作用で飲めない人や、ここまで薬が効かない人もいるかも
知れません。その時からすると信じられませんが、私は現在週に3〜4回は
踊りを習って、踊っています。
階段を少し上るだけで、息が切れて話が出来ないほどだったのに・・・
ですから、今バセドウ病で疲労感を抱えてしんどい思いをしている人も、
少しずつ改善される可能性は高いです。
甲状腺ホル モンの数値が正常なまま経過すると、少しずつでも体がもう大丈夫って
わかってくれるのかもしれません。余計な体力を必要としなくなるので、
踏ん張りもきくようになります。
個人差があると思いますが、私のようにほぼ普通になり、普段はバセドウ病を
殆ど意識しないで過ごしている例もあるので、疲労感が強いときは無理をせず
しっかり休んで、あせらず治療を続けてください。